披露宴での演出

近年、披露宴の演出は数え切れないほどバラエティに富んでいます。

　2人の生い立ちや馴れ初めを追ったプロフィールビデオ、思い出の写真のスライド、友人の出し物など定番の演出もまだまだ人気が高いです。

　 定番といえば、やはりウェディングケーキ入刀でしょう。ウエディングケーキ入刀を最初に行ったのも帝国ホテルです。かつては、天井に届くほどのウェディングケーキ（実はベニヤ板と発泡スチロール）が使われていましたが、現在は小さいサイズで全て生ケーキのものが主流になっています。入刀後に厨房でカットし、デザートとして振る舞うこともあります。新郎新婦がケーキを食べさせ合う「ファースト・バイト」という演出も人気が高いです。 新婦のお色直しも楽しみのひとつでしょう。

　再入場の際、よく行われるのがキャンドルサービスです。これは4世紀半ばに教会で行なわれたキャンドルミサに由来しています。日本で最初に披露宴で行ったのは日本閣といわれています。最近では、招待客も参加できるキャンドルリレーや、各テーブルを回って写真を撮り、帰りにお土産として渡すという演出などもあります。

　披露宴の演出としてブーケトスや、ブーケに結び付けたひもを未婚女性に持たせ、引っ張らせるブーケプルズなどもよく行われています。特に室内でも行いやすいブーケプルズが増えているようです。

　ホテルではマイクやピアノ、BGMといった音響設備が整っているため、友人の出し物や親族のカラオケなど、定番の演出も変わらず人気が高いようです。